年末年始は株価上昇のチャンス?

株式投資をするひとにとっては、特定のアノマリーについて勉強をしておくと投資をスムーズに行うことが出来ます。ゴールデンウイークや年末年始といったイベントの時に相場が一定の方向に進むというアノマリーが起きることが多いからです。
年末年始に相場が一定方向に動く要因としては、年末年始は機関投資家や個人投資家のおおくがポジションの整理を行うため、株価も急上昇と急落を引き起こしやすいといったケースが多くなります。
具体的には年末の株式市場の最終営業日が大納会と呼ばれています。大納会では、年末年始の休みにそなえて多くの人がポジションを整理するために売りを出します。そのため、株価もいっきに急落します。そして、年始の大発会では縁起をかついで、一発目に買いを入れる人が多くなります。
年始で株価が上昇すれば、その年のトレード成績がよくなるというゲン担ぎの意味合いもこめて、大発会では買いが発生しやすいため、株価の急上昇が起こります。年末でポジションを整理した人が年始にはポジションをもちなおすため大発会では買いが集中しやすいといった見方もあります。
大納会と大発会のアノマリーを知っているだけでもこの二つの日のトレードリスクを回避することができます。年末の急落を回避するためには、12月中旬にはポジションを手仕舞いして、年末年始に備えるといいでしょう。また、年始の急騰のリスクを回避するためには、様子見をしておくのも有効です。相場が大きく動く時期は儲けやすい一方で、損失を出しやすい時期でもあります。
しっかりと相場の分析を行えるようになってから参戦をするようにしましょう。また、それぞれの時期の傾向を知ってから参戦をすると大きな利益を出せるようになります。相場の動きに絶対はないので、アノマリーだけでトレードをするにはリスクが高くなります。過去のデータを分析すると、データに基づいたトレードを行うことが出来ます。
大きく相場が動くときにトレードをする場合には、損失を限定して参戦するといいでしょう。大きな利益を得るチャンスでもあるので、リスクをしっかりと管理できるようになれば、大きな利益を狙える相場に挑むことが出来ます。初心者のうちは様子見をするようにして、トレードの技術があがったときに挑戦してみるのが良いです。
また相場は過去に起こったことは将来も起こるといわれいているので、過去の相場をしっかり分析することは重要です。

過去に最も株価上昇した時はいつ?

大納会と大発会のデータを実際に見てみると、相場の動きをしっかりとイメージすることが出来ます。そのため、過去のデータを検証して、アノマリーの情報があっているか自分の目で確かめてみることも大切です。
大納会で過去最も株価が下落したのは、2014年に前日比でマイナス279円の下落が起こっています。大発会で過去最も株価が急騰したのは、2013年で前日比でプラス292円となっています。この二つだけを見ると、たしかに大納会で株価は下落し、大発会では急騰するように見えます。
しかし、ほかの日のデータもチェックしていくと、必ずしも下落と急騰が起こるわけではありません。2015年は大納会では株価はプラスになっていますし、2016年は大発会で大きく下落しているので、かならずしもアノマリー通りに相場が動くとは限りません。
このことも考慮して、トレードをすることが大切です。ゲン担ぎやほかの情報に振り回されることなく、自分の分析力を信じるのが大きなポイントです。自分で相場分析を行えば、利益を出せば自信につながり、損失を出せば自己責任となります。改善する箇所を見つけることもできるので、相場分析は他人任せにしてはいけません。